紫陽花とリスと、キラキラ星

空梅雨なのでしょうか。

雨に濡れていない紫陽花も、どこか可愛らしく感じられます。

最近の松の杜くげぬまには、リスがよく遊びに来ています。

レッスンにいらしたお子さまたちが、お母さまと一緒にリスを観察している姿を見かけると、思わず微笑んでしまいます。

リスも、音楽が好きなのかしら?そんなふうに想像してしまうような、のどかな光景です。

さて、私たちは毎夏、「夏の会」と題して、レッスンに通われている皆さまのコンサートを開いております。

チェリストやピアニストもお迎えして、室内楽を希望される方には、トリオやカルテットも楽しんでいただけます。

今年は、小さなお子さまたちにも「キラキラ星の合奏」にご参加いただきます✨

思い返せば――

わたし自身も、幼稚園の頃に習っていた関西の東儀先生の発表会で、初めて「キラキラ星」の合奏に参加しました。

その頃、東儀先生の門下生には、五島みどりさんや葉加瀬太郎さんもいらっしゃって、会場はとても華やかだったのを覚えています。

けれど、あのときの「キラキラ星」は、今でも鮮明に残る楽しい記憶。

わたしにとって、室内楽との出会いの最初の舞台でもありました。

そんな思い出のように、今年の「夏の会」も、

参加される皆さまにとって、心に残る時間になりますように。