さて、ヴィオラのアンサンブルでお越しいただいている方々は、親しいお仲間4人でヴィオラ四重奏の練習を続けておられ、レパートリーもだいぶ増えてこられました。中低音の重なりが生み出す響きは、荘厳でありながら柔らかく、弦楽四重奏では通常ヴィオラは1本のみですが、4人で名曲を楽しめる喜びを感じながら続けておられます。編曲は私が担当しています。
現在取り組んでいるのは、ドヴォルザークの「アメリカ」第3楽章。曲想の変化を感じ取りながら、軽快な雰囲気を楽しめるようになり、そのご成長がまた感動的です。楽器を楽しむことは、達成感やその共有、試行錯誤の苦しみや楽しみ、そして豊かな心の栄養につながるものだと、改めて感じています。