先週末、穏やかな陽気の中で親子向けのコンサートを開催しました。
今回はヴァイオリンに興味のある方だけでなく、普段お子様を連れて遠方までコンサートに行くことが難しい方々にもお越しいただきました。
0歳から14歳までのお子様とともに、世代を超えたご家族にご来場いただき、とても嬉しく思っています。
抱っこひもの中でスヤスヤ眠る赤ちゃんと、その赤ちゃんに寄り添うご家族の姿を見ながら演奏していると、私自身も心が柔らかくなり、ヴァイオリンの音色も自然と変わっていきました。
お客様と奏者が音を通して心を通わせる、そんな温かなひとときとなりました。
コンサートではお子様に参加していただく曲目もあり、楽しそうに音楽に親しむ様子を見ながら、改めて「音楽文化は心を育む豊かな継承文化なのだな」と感じました。
終了後の体験会では、お子様も親御様も順番に演奏に挑戦され、他のお客様のあたたかな拍手の中でリラックスした雰囲気に包まれていました。
皆さん、とてもきれいな音を奏でてくださいました。
曲が弾けるようになるまでにはトレーニングも必要ですが、まずは音楽を聴くこと、親子でリラックスして楽しむこと、そして「やってみる」ことを経験していただけたことに心から感謝しています。
素晴らしい環境「松の杜くげぬま」でこのような時間を持てたことにも、深く感謝申し上げます。